プロローグ


極限まで発達した人類文明よって、環境破壊が進んだ地球。
人類は数を減らし、地球に残った唯一の水源地を中心に世界はひとつにまとまっていた。

しかし残ったわずかな資源もそこをつきようとしていた。
人類は新たな居場所を求めて宇宙へと旅立ち、地球に似た新たな星ネミエルと、その衛星イヒワトーナを発見する。


ーその星は女神の力が宿るふしぎな星だったー。

けして資源が豊富ではないネミエル。人類は過去の科学文明が犯したあやまちを反省し、星との共存を目指す。
…一方で、さらなる豊かさを求めて、宇宙に空中都市を造り始めた人々がいた。
豊かな環境が整った宇宙都市に、若者を筆頭に人々はつぎつぎと移り住んでいった。

いま、地上に残るのは自然との共存を選んだ僅かな人々。

宇宙(そら)では新たな動きが起きようとしていた。



そして、いま。 星が、爆発するー。

ー…宇宙政府<GIDO>が、星イヒワトーナを破壊した。
宿る場所を失ったイヒワトーナの女神。平和だと思われた世界に突如現われた危機。
GIDの目的はなんなのかー。

地上に残る人々は、真相を確かめるため少年たちを送り出す。

ー集められた少年たちを待っていたのは、地球時代に設計された、おんぼろ戦艦ヴィナメウスだった。
幾度となく、改造された船の中は謎だらけ。


ー少年たちはふしぎな戦艦ヴィナメウスに乗って宇宙へと旅立つー。

真実を求めてー。




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